fandango
十三のファンダンゴが堺に移ることになった。
大好きだった十三ファンダンゴ。
なんとなくずっと怖かったけど、ライブハウス臭さを一番感じられるところだった。
大阪に来て、友人にファンダンゴがとりあえず敷居は一番高いんじゃない?と聞かされ、じゃあと思い、すぐに電話をして、デモを持って行った若い頃。
あの扉を開けるのが本当に怖くて勇気が要った。
でも加藤店長は、とっても優しい方だった。
(加藤さんが使っている水割グラス、事務所に置いてある灰皿は鬼太郎グッズになっているが、自分が納めた土産物であることをついでにここで言っておこう)
これまで、IROTTO+でブッキングライブは勿論、イベントを企画させてもらったこともあった。
↑2009年だって。
↑写真データがパソコンに残ってなくて、何年か振りに開くmixiから見つけてきた。ファンダンゴであんな沢山の人たちに、あの時のライブを観てもらえてよかった。何もわからずがむしゃらだった。燃えたな。しかし、懐かしい。。
↑昨年の正月イベント。これも素敵なアーティストが揃っていた。
ひょんなきっかけで、「ナガくんなんかいっしもにやろーや」と加藤さんが声をかけてくれた共催イベント。この日もよかったなあ。しかしよく集められたもんだこの面子。終わってから加藤さんに、
「お前、おもろいな」
「またなんかやろや」
と言ってもらえたのが嬉しかった。
これはいつだったかな。2、3年くらい前の写真だと思う。自分はど真ん中に写っているけど、驚くことにただの客の一人だ。しかも決して皆さんと親しい仲というわけでもない。本当に申し訳ないと思ってます。。
でもこの日の素晴らしいアーティストのライブが、自分を動かしてくれた。言わば自分にとって記念日なのだ。
その頃、IROTTO+はこれからどう活動をしていけばいいのかわからなくなっていた。拠点にしていたアメ村のthe cellar barが閉店し、だれを頼ればいいのか、先導する人も居ない中で、ライブハウスに足を運ぶことも少なくなっている時だった。どうすっかなあ…と。
気が付けばライブ中に大暴れしていた。半分ステージに立っていることもあった?くらい。
「ナガくん、そんなキャラやったっけ?」
↑だれに言われたか覚えてないけど。
この日のライブが悩みやモヤモヤしたものを吹っ飛ばしてくれた。
終演して店を出る前、加藤さんに、
「一人でもやるから、ライブさせてください」
と言って帰宅した。
薄っすらな記憶、帰宅後なぜか泣いていたような気もする。
加藤さんが数日後に連絡をくれて、ソロライブが決まった。そこからポロポロポロっとソロライブが決まり、ソロ活動が本格的に動き出した。
ファンダンゴは間違いなく自分を前に進めてくれた箱だ。
もっとしがみついてここで色々やりたかったな。
こんなに近くにあったのに。
こんなに長い間…。
次は少し遠くなるけど、堺のファンダンゴでまた新しいことをやっていくしかない。
あそこでまた背中を押してもらおう!!
ありがとう!!
十三ファンダンゴ!!
ヴィンス